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鼻うがい(ネーティー)   

10月16日(月曜日)

ヨーガ教師 中村恵

おはようございます。

私は今までほとんど鼻炎といったたぐいのものになったことがありませんが、少し前に急に鼻の調子が悪くなり、数年ぶりに耳鼻科へ行きました。アレルギー性鼻炎と診断され、自分の中では「えー???」という感じでしたが、薬が出たので、しぶしぶ飲んでいました。薬で少し改善されたのですがどうにもまだ鼻の調子が悪く、前にヨーガの勉強会で習った鼻うがい(鼻洗浄)のことを思い出し(もっと早く思い出せばよかったのですが)数日間やってみたところあっという間に鼻づまりがなくなりました
鼻づまりからきていたと思われる、後頭部の頭痛もよくなりました。

<鼻うがいとヨーガの繋がり>

聖典ハタ・ヨーガ・プラディーピカー、第一章22節に、「シャトカルマとは、ドーティ、バスティ、ネーティー、トラータカ、ナウリ、カパーラ・バーティである」と書かれています。

シャトカルマとは6種類の心身浄化法のことをいい、ドーティは清掃、バスティは浣腸、ネーティーは鼻の清掃、ナウリは内臓振動、トラータカは眼の運動、カパーラ・バーティは気道清掃をあらわしています。

この中の一つのネーティー(鼻うがい)もインドで昔から伝わるヨーガの技法の一つです。食塩水を鼻の中に注ぎ込み、細菌やバクテリア、ウイルスなどを洗い流して鼻腔内を浄化する技法のことで、日本では「鼻うがい」「鼻洗浄」と呼ばれています。

<鼻うがいのやりかた>

1.体内の塩分濃度と同じ0.9%の食塩水を用意する。(水250mlで食塩小さじ半分程度)

2.鼻うがい用ポットで、片方の鼻からゆっくりと食塩水を注ぎ込む。

3.軽く息を止め、食塩水を飲み込まないようにする。

4.反対の鼻から水が出てくるまで身体を傾ける。頭を少し前のめりにすると、水は口の方へは流れない。

今回私は久々にやりましたが、日常的にやっていると風邪やインフルエンザ、鼻炎の予防にもなります。おかげで今は鼻づまりが解消され、深い呼吸法(プラナーヤーマ)を行うことができ、心身共に快適に過ごしています。私はヨーガの素晴らしい智慧のおかげで、毎日元気に健康で過ごせているのだと実感しました。みなさんもヨーガを始めると、様々な変化が見られますよ。


写真は私の持っているマイネーティー(鼻うがい)ポットです。

鼻うがい(ネーティー)_f0320843_08530821.jpg



by kutir | 2017-10-16 09:00

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